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ひばり所長ブログ

12月森コラム 「希望」 最終回

12.22.2015

所長コラム PDF

 みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。いよいよ師走、何かと気ぜわしい時期ですね。体調には十分注意して元気に今年を乗り切りましょう。

 さて、今回は「希望」について書いてみたいと思います。まずは、「希望」について書かれた、世界の名言・格言を紹介します。

 まず、「希望は人を成功に導く信仰である。希望がなければ何事も成就するものではない。」(ヘレンケラー 米国の教育家、社会福祉家、著作家 1880-1968)

 希望は事を成すときの原動力なんですね。そして、その原動力は信仰から生まれているのですね。とっても深い言葉です。

 次に、「不幸を治す薬は、ただもう希望よりほかにない。」(ウィリアム・シェイクスピア 英国の劇作家 1564-1616)

 希望は、不幸を治す薬でもあるのですね。まさに、希望は、万能薬だと思います。

 さらに、「希望さえあればどんな所にでもたどり着けると決心している。」(「ジョジョの奇妙な冒険」日本の漫画家 荒木飛呂彦)

 希望は、さらにどんな所にも連れていってくれる魔法の乗り物でもあります。

 どんどんゆきましょう。「この世を動かす力は希望である。やがて成長して果実が得られるという希望がなければ、農夫は畑に種をまかない。」(マルチン・ルター 神学者、司祭、牧師 1483-1546)

 ルターさんは、希望は「この世を動かす力」であると言っています。確かにそうかもしれません。希望があるから私たちは、いろいろな行動を起こすのですよね。

 「つまらぬ財産を持つより、立派な希望を持つほうがマシだ」「生命あるかぎり、希望はあるものだ。」

 これ誰が言ったかわかります?そう、あの「ドン・キホーテ」(セルバンテス著)が言ったんですって!ドン・キホーテってちょっとおっちょこちょいで、弱々しいイメージですけどこんなカッコいいことを言ってるんですね。もう一度読み返してみたくなりました。

 次は、日本が生んだスーパースター松下幸之助さんです。「希望を失わないでやっていると自然と知恵も出てくる。精神が集中して、そこに色々な福音が生まれてくる。」

 物事を成す根本は、常に希望を持ち続けることだと教えてくれています。

 「神はこの世におけるさまざまな心配事のつぐないとして、我々に希望と睡眠を与え給うた。」(ヴォルテール フランスの哲学者 1694-1778)

 確かに、心配事があっても、きちんと睡眠をとれば次の日は元気になれます。それと同じように希望があれば心配事を忘れることができるのですね。これは、常に不安と恐怖心のなかで戦っている私たちにとっては、とても有り難い言葉ですね。

 「希望…それ自体は幸福の一様態にしか過ぎない。だが、ひょっとすると現世がもたらし得る一番大きな幸福であるかも知れない。」(ジョン・レノン ビートルズのリーダー 1940-1980)

 人は誰しも幸福になりたいものです。そうだとすれば、希望を持つことが、それへの一番列車なのですね。

 「不運ばんざい!運の女神に見放され、この世の最低の境遇に落ちたなら、あともう残るのは希望だけ、不安の種も何もない!」(ウィリアム・シェイクスピア 英国の劇作家 1564-1616)

 最低の境遇に落ち、他のすべてのものを失ったとしても希望だけは残ると教えてくれています。これは有り難いですね。確かにどのような境遇にあっても、希望を持ち続けることは可能なのですね。ヴィクトル=マリー・ユーゴーが「夜と霧」の中で非人道的で生きていることに何の価値も見いだせない環境にあっても、いつかは生きてこの監獄を出られるという希望を持ち続けられた人だけが実際に生きて解放されたことを書いています。このことからも解るようにとても困難なことですが、どのような環境にあっても希望を持ち続けることは可能なのだと教えてくれています。

 「希望とは、物事がそうであるから持つものではなく、物事がそうであるにもかかわらず、持つ精神なのです。」(ミヒャエル・エンデ ドイツの児童文学作家 1929-1995)

 自分にとって状況が良い時に希望を持つものではなく、状況が良くても悪くても持つものだと教えてくれています。私などは正に状況が良い、調子がよいときには、希望などの前向きな感情を持てますが、状況が悪い、調子が悪ときにはどうしても気持ちが暗く沈んでしまいます。でもそうではないのですね。状況が良くても悪くても、調子が良くても悪くても希望を持ち続けなければならないのですね。この言葉もとても大切なことだと思います。

 「たとえ、いかなる苦境、悲運に会おうとも、希望だけは失ってはならぬ。『朝の来ない夜はない』のだから。」(古川英治 日本の小説家 1892-1962)

 最後に、丸山敏雄さん(日本の社会教育家 1892-1951)の「万人幸福の栞」十四 希望は心の太陽であるの一節を紹介します。

 「夜が明けたから、日が出るのではない。日が出たから夜が明けて、天地が明るく、万物が眠りからさめて、生々と活動をはじめるのである。(中略)

 希望は心の太陽である。つごうがよいから希望をもつのではない。一生に二度と出くわすことの出来ぬ仕事だから希望をもつのである。天から与えられた命、親からいただいた体、世界にたった一つのこの肉体だから、その前途にもえるような希望を持つのである。(中略)

 今日に希望をもとう。明日に希望をもとう。前途にようようたる希望をもとう。仕事に、研究に、又体に、日に月に新たな希望にもえていこう。」

 本当にそのとおりですね。どんなときでも「希望」を持ってゆきましょう。今月号をもちまして、しばらくの間このコラムを休筆させていただきます。長らくのご愛読誠にありがとうございました。また、この紙面でお会いできることを楽しみにしております。

おわり

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