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夏休みの宿題

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みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
最近まで私は、夏はカンカンに暑く、冬はガチガチに寒く、季節がはっきりしている方が良いと思っていました。しかし、これだけ暑いと自説がグラついてしまいます。それでも8月後半になれば朝晩は涼しくなるのでしょうね。苦しい時期があるからそうでない時期のありがたさが際立つのだ、と言い聞かせてあと数日耐え忍びましょう。

さて今回は夏休みの宿題について書いてみたいと思います。
夏休みの宿題と言えば小学生だった頃、最終日に親に叱られながら泣く泣くやった記憶が鮮明によみ返ります。なかでも大変だったのは、夏休みの天気を一日づつ思い出すことでありました。これは、なんともむなしい作業でありました。

大人になって夏休みの宿題とは無縁(もちろん宿題をやらない息子を叱りとばすことはします)だったのですが、今年の夏は、二男の夏休みの宿題を見なければならない事態が発生してしまいました。何故宿題を見なければならなくなったかは本人の名誉のため明らかにできませんが、どんな宿題が出ているのかプリントを見たら、次のようになっていました。

まず、英語です。英文法道場P8~P23穴埋め形式の問題。リーダー教科書P59~P66書き取り、和訳、練習問題。The Elephant Man 37ページ和訳。

次が国語徒然草による文法演習。
数学はプリント3枚。
感想文。
未来設計 学問・職業研究。
とまあ、こんな感じです。

数学の分量が少ないように思われますが、このプリント3枚というのが曲者で小さい字で問題がびっしり書き込まれています。実際に二男にやらせてみると、1問解くのに結構時間がかかります。夏休み最後の1日ではとてもやり切れません。きっと1学期にやった内容がすべて網羅されているのでしょう。先生もなかなかやるもんだなあと感心いたしました。

しかし、その反面たった3枚のプリントに1学期の内容が全部つめ込まれているなどとは思いもしない生徒は、このぐらいなら2~3日あればいいやぐらいに軽く考えて、最終日になって初めて自分の誤ちに気付くのだろうなあと同情の念を禁じ得ません。まあ夏休みの宿題ですから、1学期にやった内容を総復習させるのは良いとして、やはり、こいつは分量があるんだぞということを視覚的に表現してあげた方が良いのではないでしょうか。

具体的に言うと、プリント3枚ではなく、プリント30枚にしてあげたら生徒もこいつはなかなか手ごわいぞと感ずるのではないでしょうか。一番良いのは「夏休みの友」と銘打って1日1ページという形式にしてあげれば、子供もため込んだのは自分が悪いと反省するのではないでしょうか。

英語の宿題は意欲的です。二男は、英文法の宿題はスラスラ(解答を見ながら)解いていましたが、リーダー教科書の17ページと「エレファント・マン」の37ページは結構きついと思います。リーダーの教科書17ページですが、全文を英語でノートに書き写したあと、新出の単語と熟語の書き出しと意味調べをし、全文を和訳し、さらに章末に出ている練習問題を解くというものです。

これについては、真面目にやれば結構のボリュームですが、「教科書ガイド」みたいなものがあれば何とかこなせるかも知れません。ちなみに二男は「教科書ガイド」を持っていません。親が単語調べからやるのでしょうか。今から心配です。

次が「エレファン・トマン」(37ページ)です。これはさすがに和訳は出ていません。どうするのでしょうか。これも親が和訳するのでしょうか。私はこれだけは二男にやらせようと思っています。私は、27年前にこの映画を観たのであります。ですから、あらすじなどはわかっているので取り組みやすいといえばそうなのですが、実は私はこの映画が嫌いなのです。「フランダースの犬」も嫌いですが「エレファント・マン」はもっと嫌いです。どうしてよりによって私の一番嫌いな映画が宿題になってしまうのでしょう。

どうせやるなら、O.ヘンリーの短編かヘミングウェイなどにして頂けば私も少しはやってみるかという気になるのですが...。そうだ、O.ヘンリーを買ってきてこちらを和訳して提出させるというのも一策ですね。学生の頃、試験で解らない問題が出ると、「××のことはおいておくとして、○○について述べます」作戦で殆んどの教科をしのいできましたが、それの応用形ですね。でも、O.ヘンリーやヘミングウェイだと当然和訳が出ているでしょうし、しかも、その和訳をオヤジが書き写したのでは何の意味もありませんね。やっぱりダメか。

あと、日本人が外国に行って外国人から聞かれるのは、結局、日本のことなのですから、日本文学を英訳したものをさらに和訳させたらどうでしょうか。

例えば、夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介など日本の代表的作家の英訳版を和訳する。これならやる気がでますね。よしんば、和訳しなかったとしても、原作を書き写すことになる訳ですから、少なくとも国語の勉強にはなります。

でも、英語版を和訳したはずなのに、文語体になっていたり、「智に働けば角が立つ。情に棹差せば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」などと流麗な日本語訳になっていたりすると、「お前はいつの時代の人間なんだ」ということになってすぐバレちゃいますね。やっぱりダメか。

国語は「徒然草」の文法演習となっています。これは良いですね。せっかく「徒然草」をやるのですから冒頭の文章を暗記させるというのも取り入れて欲しいですね。私もすっかり忘れてしまっていますので、これは一生懸命覚えます。

「つれづれなるまゝに、日ぐらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」(序文)

「ひとり燈火のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするこそ、こよなう慰むわざなれ。文は文選のあはれなる卷々、白氏文集、老子のことば、南華の篇。この国の博士どもの書けるものも、いにしへのは、あはれなる事多かり。」(第十三段)

せっかく覚えたら新学期のしょっぱなに教室に行って先生の前でスラスラ暗唱してみせます。

どうですか、先生。ちゃんとできたら私に桜を形どった金色のシールを下さい。そしたら、冬休みも頑張ります。あれっ。

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2007年8月14日 15:29に投稿されたエントリーのページです。

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