
みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
あたりはすっかり春めいてきました。気候が穏やかだと、気持も穏やかになれますね。
四季を男性と女性に分けるとすると、夏と冬が男性で、春と秋が女性というところでしょうか。
さて過日、メールマガジンで読者数25万人を誇る弘中勝さんの「発想源ゼミナール」に参加してきました。今回が第三回ということで、テーマは「女性商品ゼミ」です。なにゆえに私にとっては場違いな研修に参加したかと申しますと、「弘中さんという人を自分の眼で見ておきたかった」ためです。なんたって、発行部数250,000部を超えるメルマガの発行者ですから、発行部数300部を誇るメルマガの発行者(私のことです)からしたら神様的存在です。これはどうしても直接その人となりを見ておかねば、と思い参加させて頂きました(従って、テーマは何でもよかった訳です。弘中さん、ゴメンなさい)。
というわけで、のこのこ東京まで出掛けてゆきましたが、40分前に会場に着くとまだ一人も来ておりません。30分前になってやっと一人来て、二人でその会場でずっと待っておりましたが、スタッフも参加者もその後唯一人やって来ません。5分前になって会場係の方にたずねると、なんと会場が12階に変更になっている(私達が待っていたのは10階です)とのことでした。
あわてて12階までダッシュしましたが、会場はかなり席が埋まっていました。余談になりますが、人気の研修会は前の方から席が埋まってゆきます。逆にあまり盛り上がらない研修会は後ろの方から席が埋まってゆきます。これでかなりの程度受講者の熱気を測ることができます。
今後私が講師で催される研修会は、事前にスタッフと打合せして、後ろの方はダミーの荷物を置いて前の方にしか座れない工夫をこらすことにします。あと、今回のゼミナールは80名程の参加者でしたが、若干2名会場の変更に気付かない者がいるということで、「うっかり八兵衛2.5%の法則」というのも発見いたしました(なんのこっちゃ)。それにしても、私の40分は一体なんだったのでしょう。
余談が長くなりました。
「女性商品ゼミ」は、4部構成で第一部がシック・ジャパン(株)マーケティングマネージャーの平賀さんから女性向けカミソリを「売る」立場からのお話です。第二部は、「女子大生マーケティング部」の7名の方々による女性商品を「使う」立場からのお話、第三部がおめあての弘中さんによる「女性へのPRに関するマーケティング発想源」、第四部はテーマに関する「ビジネスワーク」という構成になっています。
平賀さんのお話で、「へえ~」と思ったのは、まず「カミソリの市場規模」です。
460億円ですって。これは台所用洗剤や歯ブラシとほぼ同じ規模だそうです。台所洗剤や歯ブラシのテレビコマーシャルはよく見かけますが、カミソリのテレビコマーシャルはこれらに較べたら圧倒的に少ないような気がします。ということは?儲けてまんな~、「シック」はん、「ジレット」はん。
「へえ~、へえ~」と思ったのは、商品企画の段階でお客様のことを知らないと企画できないので、試作品が出来あがった段階で「徹底的に自分で使ってみる」というくだりです。平賀さんも、女性向けカミソリの「イントゥイションプラス」や「クアトロ4ウーマン」の試作品が出来た段階で「全身くまなく剃って、ツルツルになった」とのことです。また、ユニチャームの女性用ナプキンの開発チームの男性陣は、「濡らしたティッシュを股間にはさんで、その時の気持悪さを実体験した」とのことです。う~ん、凄い。プロとは、こういうものですね。
女子大生マーケティング部の面々のお話も面白かったです。「へえ~」と思ったのは、居酒屋とかで靴を脱ぐ店では、上りかまちの所に椅子を置いておいて欲しい。どうして?ブーツなどの時に、着脱しやすい。あと、靴を脱ぐ店に行く場合には事前に知らせて欲しい。どうして?ニオイがこもるブーツなどは履かないようにするし、くつ下も穴があいていないか事前にチェックする。
「へえ~、へえ~」と思ったのは、小売店では商品をしゃがまなければ手に取れない所に置かないで欲しい。どうして?しゃがんで見ているとトップスとボトムスの間からパンツが見えちゃう。
「へえ~、へえ~、へえ~」と思ったのは、トイレの三角コーナーは座った時手の届く所に置いて欲しい。手の届く所にハンドバックを掛けるフックがあるといい。洗面台に綿棒などメイク直しの道具があるといい。などなど、トイレに関する不満はかなり多かったです。
「へえ~、へえ~、へえ~、へえ~」(くどくてスミマセン)と思ったのは、缶のプルタブは、ネイルをしてると開けにくい。ジーンズのジッパーの開閉もたいへん。ジャムのびんも開けられない。いやぁ~、実にいろいろ教えて頂きました。これだけたくさん出てくる所をみると、まだまだ男性が自分の勝手な想像で女性向け商品を作っているのだなぁ~ということがよく解りました。
弘中先生の「へえ~」は、女性向けの商品を開発する場合、「女性がこういうものが欲しいという商品を開発するよりも、実際に女性が困っているものを改善する商品を開発する方がよい」という指摘です。これは、以前リクルートで「とらば~ゆ」、「フロム・エー」、「じゃらん」などを創刊した「くらたまなぶ」さんも同じようなことをいっていました。
「くらたまなぶ」さんが強調していたのは「『不』のつく言葉を捜せ」ということです。不満、不安、不利、不信、不良、不測・・・あげればきりがありません。どんな業界にも「不」のつく言葉は、限りなくあります。これをとり上げて解消する方法を考える。これこそが、失敗しない商品開発の要諦だとのことでした。
ビジネスワークでの「へえ~」は、いかに私自身が「女性は何に困っているか?」ということを知らないで生きてきたかということです。ビジネスワークは、「今の○代(10代とか30代とか)の女性には、こういうことに困っている女性がいる!」というテーマで10分間で10項目書き出せというものでした。私も真剣に考えましたが、4項目しか出てきませんでした。発想法の本を何冊か読んでいたのでもう少しマシかと思っていましたが、実際にやってみると全然ダメですね。実地で訓練しなければ知識だけでは通用しないことを思い知らされました。
そこで、私も一つ。家の玄関の上りかまちには踏み台をつけて欲しい。どうして?靴を揃えようとすると「ぎっくり腰になる。あ~、情けない。
(おわり)
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