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●会長税理士・相原コラム●鉄道で行こう-最長片道切符の旅-

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最長片道切符というものをご存知ですか。

これは全線JR(鉄道・バス・船)で日本全国を廻るというものです。同じ駅を2度通過してはいけません。いわゆる一筆書きでしかも乗車距離が一番長くならなければいけません。過去、何人かの鉄道マニア(テツキチ)が実践しています。どれが最長かは知りません。それというのも新しい線ができたり廃線になったりで変わるからです。

この世界では有名な宮脇俊三さんが挑戦した旅行記を読みました。宮脇さんは、昭和53年10月13日から同年12月20日までの69日間。起点は北海道の広尾駅終点は鹿児島県の枕崎駅、乗車キロ数13,319.4キロでした。ちなみに宮脇さんは、このほか当時の国鉄全線も乗っています。(完乗)

僕にはとてもこんな真似はできませんが、僕も父親に似て鉄道が好きですので、できるだけ多くの線に乗りたいと思っています。

県内のJRは完乗しました。JR以外の天竜浜名湖鉄道(以前は国鉄二俣線)と遠州鉄道が未乗なので近いうち乗車してきます。あと御殿場線が山北から国府津まで未乗です。

山北には叔母が嫁いでいましたので祖母に連れられて何回か行きました。まだ御殿場線は蒸気機関車で下土狩駅を出て御殿場まで急な上り坂を喘ぎながら走っていったものです。たしか岩波がスイッチバック式だったはずで一旦戻ってまた上がって行くのが面白かった。またトンネルが大変で、真夏でも入ると同時に窓を閉めるので熱気と隙間から入り込む煤でそりゃもう大変だったもんです。

御殿場線が東海道本線として花形だったのは昭和9年まで。丹那トンネルが開通するとローカル線に格下げ、名称も御殿場線となった。複線も単線になってしまった。

ちょっと一服。ここで少し歴史の勉強をしましょう。

今から約125年前。時の明治政府は明治17年(1884年)東海道線建設を決めた。当初は今あるように熱海から箱根越えであった。ところが当時の技術では鉄道敷設が困難であったため、明治19年に御殿場廻りに変更することとなった。そして、三島に鉄道が来なくなり三島宿は急速にさびれた。

なんとか三島に駅を作ろうと請願を繰り返していた折りもおり、東京の小山田信蔵等が豆相鉄道会社を設立した。目的は小田原から熱海まで鉄道を敷くことであった。ところがこれも難工事が予想されたため計画を変え、沼津から三島町を経て大仁までということになった。これを知った三島は起点を沼津から三島に変えてくれるよう会社に陳情した。

会社に大変有利な条件を出して念願の三島停車場ができた。今の下土狩駅である。鉄道は豆相鉄道といった。それで鉄道唱歌にあるように「三島は近年ひらけたる豆相線路のわかれみち・・・・・・」というように初め三島停車場はなかったのである。

年表をめくってみると

 明治22年(1889年)  東海道線開通
 明治31年        豆相鉄道 三島町(現田町駅)-南条(現伊豆長岡駅)開通
 同年           三島町より三島停車場(現下土狩駅)まで延長
 明治32年        大仁まで延長
 
こうして三島の町に鉄道が走ることになったのである。

開通当時は蒸気機関車であった。

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この煙突から吐き出る煙に火の粉があってその火の粉が飛んで沿線で火事が起きたと聞いている。現在の大場駅三島寄り付近。

豆相鉄道は開業6年で倒産し、その後伊豆鉄道が買収し、さらに駿豆電気鉄道㈱が買収した。この駿豆電気鉄道は沼津-三島間に「チンチン電車」を走らせていた。また、一時三島市内に路面電車も走らせていた。田舎の町で市内電車とは全国でも珍しかった。

後に駿豆鉄道と改称し、昭和32年(1957年)伊豆箱根鉄道と名称を変更して現在に至っている。 

(おわり)

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2010年3月17日 14:08に投稿されたエントリーのページです。

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