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みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
私は退院して約1ヶ月が過ぎ少しずつですが仕事に復帰している最中です。

私は昨年12月暮れから、今年の4月いっぱいまで約4ヶ月間入院していましたが、その間、同室の人が少しずつ入れ替っています。

今回は、私が入院してから1ヶ月程後に入院してきた、H氏について書かせて頂きます。

私の退院日が決まったことを、H氏にお話しすると、H氏も6月末頃には退院できるということを教えてくれました。私は自分のことのように喜びました。H氏とは入院中いろんなことを話したこともあって、仲間のように思っていたからです。

「よかったですね。Hさん。僕も4月いっぱいで退院できそうです」といってお祝いの気持を伝えました。しかし、Hさんの表情はさえません。「どうかしましたか、Hさん。」気になってたずねると、Hさんは浮かない顔でこういいました。「いや、退院できるのはうれしいんだけど、退院しても仕事がなくてね。俺、ここに入院するときに仕事やめてきちゃってるから。」

「ええっ。ああ、そうだったんですか・・・。それは大変ですね。」と、とっさに言ってはみたものの次の言葉が出てきません。Hさんの年齢は正確にはわかりませんが、パッとみは50歳台後半です。言葉の端々からまだ働かなければならないという責任感がヒシヒシと伝わってきます。

しかし、現実は厳しいものです。確かに50歳台後半の男性に希望するような仕事があるかというと、現在の日本では首をかしげてしまいます。Hさんもそのことは充分わかっているのでしょう。「いえ、ぜいたくを言うつもりはありません。就職が厳しいこともわかっています。仕事があれば何でもやるつもりです。」と言ったあと、「森さんも何か心当たりがあったら、紹介してもらえませんでしょうか。ぜいたくは言いません。是非ともお願いします。」

私も正直言って、この職探しはかなり難しいだろうと思いました。しかし、Hさんは真剣です。Hさんから見れば年下の私にも頭を下げて、「お願いします。」と言うのです。きっと、色々なところに声をかけているのでしょう。そして、なかには「そんなの無理だよ!」などと簡単につき放されたりしているのでしょう。それでもHさんは色々なところに声をかけて、何とか職を探そうとしているのです。

(つづく)