
みなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
暦というのは不思議なもので、九月の声を聞いたとたんに朝・夕が涼しく感じられます。これから数ヶ月仕事に勉強によい季節ですね。
さて、今回は、「年商5億円の『壁』のやぶり方」(坂本桂一著)という意欲的なタイトルの本をご紹介いたします。
私がこの本を購入したのは、まさにタイトルに惹かれたからです。
私共のお客様を見渡しても、年商5億円を超える会社はそれほど多くありません。確かに年商5億円というところに一つの壁があるように思います。私達のお客様がその壁を乗り越えるために、何かアドバイスできることがあればと思いこの本を手にしました。そしてまた、私共のひばり税理士法人も5億円には遠く及びません。こちらもどうしたら5億円に手が届くようになるのだろうか、そこが知りたいという思いもありました。
この本の構成は、以下のようになっています。
第1章 なぜ、年商5億円の壁にぶつかるのか
第2章 組織編
第3章 コニュニケーション編
第4章 マネーマーケット編
第5章 IPO編
第6章 M&A編
第7章 クオリティー編
第8章 間接部門編
第9章 経営者編
この本の中で私が特に興味を持ったのが、第9章 経営者編です。
少し引用させて頂きます。
「ベンチャー企業を起こして成功する第一条件は営業力です。
いくら企画力や創造力があっても、自分のつくった商品やサービスを営業し販売する力がない人がうまくいく確率は、かぎりなく低いといえます。
いいものを置いておけば誰かが来て買ってくれるなどということはありません。
どんなものも自分の足で売りに歩かなければ、絶対に売れはしないのです。」
この考えは、私も全く同感です。
「我社の商品はものすごくいいものだから、黙っていても飛ぶように売れるはずだ!」といっても、それは独善的な考え方です。何が良いのか、どこが良いのかを従来品と比べて丁寧に教えて、やっとお客様はその良さに気づくのです。良いものだから、その良さをお客様が自分で勝手に調べて、買うだろうというのでは、とてもヒット商品には育たないでしょう。従って、すべての経営者が身につけるべき能力は営業力です。これは、会社経営をしてゆく限り避けて通れないことであると思います。
そして、この営業力のほかに「社長に必要な資質」として、9項目リストアップされています。
1.用心深さ
成功している社長は、みな非常に用心深い性格をしています。旧知のソフトバンク孫正義社長も、90%の成功率では絶対に新しいことに手を出しません。
2.決めたらぶれない
決めるまでにはどんなに慎重になってもいい。しかし、いったん決めたら最後までやりとおすのです。
3.先見性がある
この技術は今後どうなっていくか。こんなことができるようになるのではないか。そういうことを、時にはエンジニアとミーティングしたり、専門書を繰ったりしながら、どこにも書いていないことをひたすら考える。これが先見性を獲得する唯一の方法なのです。
4.約束を守る
約束を守らない人は信用されません。これは社長にかぎらず社会を構成するすべての人にあてはまります。とくに社長が約束を守れる人かどうかは、常に社員が注目しています。
(つづく)